なぜだろう、サックスにいちばん惹かれるのは?

ソウルフルな音色のサックス

サックスの音色はなんというか、耳からじゃなく心に直接響いてきます。その高音は澄んでいますがウェットで、その低音は渋くても温かく、深い共感が湧いてくるのです。演奏者は吹いているのではなく泣いている、あるいは叫んでいるのではないか。そう共感を抱ける音色です。だから、すぐに感情移入して、しびれてしまうのです。そして、曲のジャンルがジャズの場合でも、演歌でもクラシックでも変わらないのです。

金属製の管だけど木管楽器

サックスはリードで音を出すので木管楽器です。さらに、クラリネットなどと違って、管の太さは一定ではなく、吹き口からラッパに向かってだんだん大きくなっています。ですから、思ってもいない高音も出せます。また、溜めたような音を出すこともできます。奏法の幅広さが表現の多彩さに繋がっています。人の慟哭みたいに息をついてしゃくりあげたり、肩を震わせて泣いているような表現は、まさにサックスの独断場です。

聴くスタイルを選びません

トランペットやクラリネットは正面に持って演奏しますが、サックスは斜にかまえています。右腰に抱えたスタイルが行儀悪くて、ちょっと不良っぽいのです。だから、こちらもリラックスして視聴できます。飲み物を片手に、ソファにだらしなく座って聴くのが、とても合います。コーヒーでも紅茶でも、スコッチでもカクテルでも、気楽になれる飲み物が一番です。あとはお気に入りの椅子。もちろん寝転んでもかまいません。心を開いてサックスの音色を受けとめましょう。

サックスは木管楽器サクソフォンの略称です。ソプラノ、アルト、テナー、バリトンなど、様々な種類があります。クラシックからジャズまで幅広いジャンルで活躍しています。